寝すぎても寝なくてもダメ

ふつうの生活をくりかえしていても、布団 羽毛の寝床ですごす時間が長い人と短い人とがいることは、眠気の抑制あるいは眠気の解消には個人差がある、ということを意味します。


ちなみに、そのちがいが死亡率に反映されるというショッキングな報告にふれておきましょう。


これはアメリカの研究者グループが、6年にわたる追跡調査の結果、あきらかにしたものです。


睡眠量と死亡率とのあいだには明瞭な相関関係があります。


7~8時間眠る人で死亡率はもっとも低くなります。


短眠者も長眠者も、死亡率が高くなる傾向がみられます。


持病があるために、眠気が多い(すくない)のでしょうか。


逆に、眠気が多い(すくない)から、病気になりやすいのでしょうか。


・・・この困果関係ははっきりしません。


いずれにせよ、これはたいへん示唆に富むデータということができましょう。

睡眠時間の個人差

睡眠時間は人によりほぼ一定しているとはいっても、状況しだいで可変です。


長眠者が短眠者になることもあれば、その逆もあります。


総理府やNHKの調査によれば、日本人の平均睡眠時間は年ごとに短くなる傾向があるとのことです。


1986年の統計によれば、日本人の平均睡眠時間は7時間47分で、10年まえより18分短縮しています。


就寝時刻も約30分遅くなって、23時前後になっています。


これは羽毛 布団 通販の有無にかかわらず、忙しい現代にあっては、この傾向はとうぶんつづくでしょう。


非常時には、睡眠時間はもっと縮みます。


入学試験を控えた受験生は、睡眠時間を切り詰めて勉強しています。


海や山で遭難し運よく生還した人は、何日も眠りをこらえて頑張った、と語っています。


自分の将来や生死とまともに向かい合うような緊急のとき、睡魔を追い払うぐらいの気力は出るものです。


・・・このように、誰でも必要ならば、意志の力で眠気を抑制し、かなり睡眠を犠牲にして起きつづけることができます。


また、暇のあるときはたっぷり眠ります。


日本の都会サラリーマンは、週日には仕事や付き合いで寝不足がちなので、週末に朝寝坊や昼寝で埋め合わせをしている、という調査結果を東京慈恵会医科大学の佐々木教授らが報告しています。

短眠者と長眠者

私たちの日々の眠気とそれにもとづく睡眠時間はだいたい一定しています。


統計的には、ほとんどの成人が1日に6~9時間を寝床ですごしています。


しかし、世の中にはあまり眠らなくても元気な人もいますし、人並み以上に眠らないと調子の出ない人もいます。


フランス皇帝ナポレオン一世の短眠はあまりにも有名です。


いっぽう、物理学者アルバート・アインシュタインは有名な長眠者で、あの相対性理論もベッドの中で思いついたのだといわれます。


毎日規則的に9時間以上寝る人のことを「長眠者」。


6時間以下しか寝ない人のことを「短眠者」と呼びます。


アメリカの精神医学者アーネスト・ハルトマン博士によると、短眠者は楽天家でくよくよせず、ものごとを単純に割り切るステレオタイプの人に多く、長眠者は神経質で悩みながら創造的な仕事をする人に多い、とのことです。


しかし、寝床のなかですごす時間はちがっても、実際には眠っている時間に両者でそんなに差があるものではなさそうです。


すくなくとも深いノンレム睡眠の量は同じだ、という報告がいくつかあります。

眠気には個人差がある

注意力のレベルと睡眠-覚醒のリズムとはかならずしも同期していないという報告があります。


たとえ羽毛 布団 販売で購入したいい布団でも生物時計の支配からの脱却はむずかしいのです。


また、体温の日周リズムと睡眠-覚醒リズムとは、日常生活では密接な相互関係にあるようです。


したがって、体温が下がりかける時期に眠るのが私たちの習慣ですが、時差ぼけを伴う大陸旅行や交替勤務のもとでは、体温リズムと睡眠-覚醒リズムとは分離してしまうことがあります。


また、食事のリズムで生物時計を人為的に補正できなくはありません。


・・・このような事実は、睡眠が生物時計の支配から、部分的ながら、脱却する可能性を示すものではないでしょうか。

リズム障害と眠気

眠気のリズムが生物時計のリズムと密接に関連があることは、自然な条件ではたいへん巧妙に機能するのです。


しかし、特殊な条件ではかならずしも生体に好都合とはかぎりません。


眠気のリズムと社会リズムとの不一致は、時差ぼけにもっともよく現れます。


時差ぼけは生物時計の時刻と外界の時刻とがずれたため、ほんらいの休息期に活動を強いられたり、ほんらいの活動期に休息を強いられたりすることから生ずる現象です。


時差ぼけの問題は、多数の人がジェット機で大陸間旅行をしたり、交替勤務を体験するようになってからたいへん身近かなものとなりました。


いっぽう、自閉症、登校拒否、家庭内暴力など、こどもが社会的にうまく適応できないことも、生物時計と社会時計との非同期現象という観点から理解できるといわれます。


さらに、病気としての睡眠と覚醒のリズム障害は、生物時計が自然環境あるいは社会機構の日周リズムに同期できないことから生じるもので、いわば慢性の時差ぼけです。


睡眠相遅延症候群と呼ばれる疾患がそれで、羽毛 フトンでの入眠も起床もたいへんむずかしくなります。


体内時計のリズムが独走(フリーラン)して、社会時計に同調しないので、そのずれからいろいろな摩擦を生じ、社会に適応できなくなるのです。

生物時計と睡眠の関係

生物時計の支配については、つぎのような実験からも証明できます。


成人を被験者にして、1日のあいだ15分間隔で、眠くもないのに被験者を羽毛 ふとんのベッドに横たわらせ、むりやり眠らせようとして、どれだけ成功したか、という実験があります。


眠ってしまっても、15分間のうち7分しか眠りは許されないという条件つきです。


・・・すると、深夜の午前零時ごろと昼過ぎの午後零時のあたりに深い眠りが出現します。


被験者を15分間隔でベッドに横たわらせ、眠いのを我慢して、むりやり起きていさせようとして、どれだけ失敗したか、という実験でも、やはり同じ時間帯に深い眠りが出現します。


こんな現象も、あらかじめ人体に組みこまれている睡眠プログラムによって発現するとみなせましょう。


この実験では、さらに、20時から22時をはさんで、眠りやすさが劇的に増加することがわかりました。


また、起きているのがこの時間帯を境にきわめて困難になるのです。


このことから、この時間帯が、いわば覚醒と睡眠とのスイッチの切り換えられる時刻であると考えられます。

眠気のサーカディアンリズム

現代の人工的な文明社会にあっては、生物時計の定型的なはたらきは、時差ぼけやジェットラグの原因として、むしろ厄介視されるはめになってきたのは、たいへん皮肉なことです。


さて、このような事実から、私たちの身体は、昼寝を一回、夜寝を一回しながらほぼ一日の周期で生活するのに適したつくりになっていることがわかります。


・・・言い換えれば、眠気のリズムにはほぼ一定のリズムがあり、そのなかにまたほぼ半日のリズムがあるということになります。


昼食後にすこし眠くなり、夜半にかけてぐっと羽毛 布団で眠くなり、朝になると自然に目が覚めるのは、眠気のリズムが半日の周期で変動しているからです。


すでに記したように、睡眠と覚醒のリズムは、生物に普遍的にみられる活動と休息のリズムから派生してきたものです。


ですから、一日の時刻の影響を強く受けています。


体温リズムは、活動と休息のリズムの典型で、活動的に高く、休息期に低くなります。


これに連動して、起きていやすい時刻と眠っていやすい時刻があることは、あきらかです。


また、リズムのピークによる時刻には、個人差がありますから、朝型(ひばり型)と宵型(ふくろう型)とを区別することができます。

睡眠の信号

同調因子のない環境あるいは同調因子が当てにならない環境で現れるこのようなサーカディアンリズムは、「フリーランリズム」(自由継続リズム)と呼ばれ、生物時計の性質を調べる重要な手がかりとみなされています。


フリーランリズムをもつことで、生体は環境のリズムに容易に同調し、適応できるつくりになっているといえましょう。


これは生体のもつ、たいへん巧妙で柔軟な性質の一つに数えられます。


・・・そんなわけで、私たちの寝起きのリズムは、社会の束縛から解かれてもサーカディアンリズムの影響を免れることはできません。


いっぽう、時間の拘束がないと、ヒトはもっと小きざみに眠るようになります。


つまり、毎日一回昼寝するようになるのです。


したがって、たとえ外部環境の日周性あるいは規則性が失われてしまっても、生物時計による生体独自のリズムに従って、私たちは活動と休息とを交互にくりかえすことができます。


日周性の社会活動に適応するためにたいせつなのは、フリーランリズムと社会リズムとのあいだのずれが修正できる状態にある、ということができます。


たいていのばあい、外界リズムは頼りになりますから問題ないのですが、社会リズムが日周性を失って不自然なふるまいをすると、面倒なことになります。


現代社会では社会時計が絶対優位ですから、「自然破壊」が脳内でおこるかもしれないのです。

フリーランリズム

このような社会的規制から逃れることができるなら、私たちは勝手に寝起きするでしょうか。


生まれたての赤ちゃんや高齢者には、社会の活動リズムは適用されません。


この年齢層には独特の休息パターンがありますが、これについてはのちに述べることにしましょう。


では、若い成人のばあいはどうでしょうか。


たとえば、社会的な時間の拘束のない環境で生活するとします。


深い地下濠の中とか、白夜の夏の極地とかで、時計なしの生活をさせると、ヒトの活動リズムはしだいに間延びしてきます。


つまり、私たちの生物時計は、外界リズムで正確に24時間に修正されないかぎり、1日を約25時間とみなしているのです。


ほかの動物でも類似の現象がみられます。


餌や水はいつでも摂れるようにしておいて、一定の明るさを保っておくとか、つねに暗黒のままにおくとかの条件で動物を飼育すると、たいてい24時間より数時間だけ長いか、あるいは短い周期で、規則的な活動-休息リズムが現れます。

わたしの布団はいい布団

こんにちは。


これから睡眠や布団などに関する話題中心のブログをやっていきます。


どうぞよろしくお願いします。


現代社会には生物リズムを整える同調因子ばかりでなく、これを乱す同調因子もたくさんあります。


たとえば、都会の夜を照らす人工照明は、外界の明暗周期とかならずしも同調していません。


ヒートアイランドとなった大都市、そして空調の完備した室内は、寒暖の日周リズムを失わせています。


私たちの体内時計は自然のルールを逸脱した人工的な外界時計に、歩調をうまく合わせられるとはかぎりません。


こんな体内外の時計のあいだの微妙な食いちがいが、社会生活への不適応現象の引金となることがあります。


日中に眠気が残るけれども夜は眠れない・・・


という、いわゆる不眠症をはじめとするさまざまな睡眠障害がクローズアップされるゆえんです。