大学教授の不思議な夢 2
「その後、王から神像に供える璃噛の耳飾りを作るよう、神官に命が下ったのだが、瑞噛の手持ちがない。
そこで、あの円筒印章を3つに切り、三つ耳輪を作ったのだが、それぞれには円筒印章に刻まれていた碑文の一部が残ったのだ。
一対の耳輪は神様の耳飾りになり、その2つのかけらがお前を惑わしているわけだ。
2つを合わせてみればわしの言葉に偽りがないことが確かめられよう。
しかし、3つめの輪は今後も見つかりはすまい』
・・・神官はこういって姿を消していった」
ヒルプレストは翌朝、夢の啓示に従い、あの璃璃のかけらをあらためて見ました。
すると、その円筒印章の碑文には「主神バールの息子ニヌルタ神へ、バール神の大神官クリガルズこれを捧ぐ」と刻まれていたのでした。
ヒルプレストはまもなくしてコンスタンチノープルの博物館に出向きました。
璃璃のかけらの現物がここに保存されていたからです。
博物館では、2つのかけらはまったく別々のものと考えられていたため、別々のケ支に収められていましたが、調べてみるとなんと2つのかけらがぴったり合わさったのでした。
タイムスリップするように夢の中で太古の史実に遭遇したわけですから、人間ワザではなく心霊ワザだと考えるほかなかったでしょう。
・・・不思議な夢の内容は、1896年に「心霊研究会報」に初めて発表されたといわれています。
こうした不思議な話はまだ布団 羽毛がなかった時代に数多く残されているのです。