« 2011年01月 | メイン | 2011年03月 »

2011年02月 アーカイブ

不眠症の見分け方

過去何年間もほとんど寝ておりません、と言いながら、血色がよく、食欲旺盛で、仕事の能率のよい人がいます。


これは明らかに第2種の不眠症で、しかも実際以上に不眠を恐れ、自己の故障を過大に感じる不眠ノイローゼです。


こうした人々に限って「これほど羽毛 ふとんで眠れなければ内臓がおかされて、死ぬのではないか」と真剣に恐れ戦くのです。


そこで次には、そうしたいわれのない不安や恐怖を解くために、動物や人間をつかって、長時間不眠を起こさせた実験(これを断眠といいます)を紹介し、その影響と危険性の実態をたしかめようと思います。


・・・人間や動物から睡眠を奪ったらどうなるか、ということは甚だ興味ある問題です。


これについての最初の動物実験は、1894年マナセーヌが仔犬を使って行なったものです。


彼は仔犬を4~6日間強制的に眠らせぬようにしたところ、いちじるしい体温の下降、赤血球の減少(後には血液が濃縮したために増加しました)を示し、ついに死亡しました。


それを解剖したところ、大脳灰白質の毛細血管が破れて出血を起こしていたといいます。


その5年後にタロッチが、3匹の成犬を立てつづけに歩かせて断眠の実験をしています。

とある断眠実験

イヌたちは体温が下がって、それぞれ9日、13日、それから17日目に死んでしまいました。


しかし、解剖の結果では、貧血も脳血管の出血も示さなかったといいます。


その代り、大脳皮質、ことに前頭葉の脳細胞の病的変化が見つかったのです。


この実験は羽毛 フトンでの睡眠にとても役立つものです。


その後ある博士も、木箱の内面にたくさんの尖った釘を打ちつけ、その中にイヌを入れ、このようにして断眠されたイヌの大悩こ同柔の細泡変ヒを見出しています。


しかし、この問題について1番大きな彼らは20匹のイヌを使って30時間から505時間にわたる断眠実験をしました。


その期間中イヌはみな元気活発で、よく食べ、血液、血圧、脈搏、呼吸数や体温には変化がなかったのです。


ただ筋肉の緊張度が低下して、頭がダラリと垂れ下がりました。


イヌが嗜眠状態になったときに発して解剖してみると、脳の一定部位(前前頭葉皮質の深部)の神経細胞の変性が見つかりました。


この変化はイヌの嗜眠の度に比例しますが、イヌが1度ぐっすり眠ると、あとかたなく癒るといいます(可逆性変化)。


とある断眠実験 2

このような嗜眠のひどいイヌの脳脊髄液をとって正常犬の第4脳室に注射すると睡眠が伝染すると発表して、人をおどろかせました。


それから、クレイトマンも12匹の仔犬を使って、48時間から228時間にかけて断眠し、同時に詳しい生理学的観察をしましたが、共通してみられたのは赤血球数の減少(25パーセントにおよぶ)でした。


断眠が3~4日間つづくと、犬は周囲に対して無関心になり、光を恐れて暗闇に逃げかくれ、だんだん嗜眠がひどくなって筋力が弱まり、前肢を折りまげてうずくまるようになります。


そこで実験を中断して熟睡させると、10匹は次の日すっかり回復しましたが、2匹は昏睡状態のまま死亡しました。


断眠犬の病理解剖をしてみると、脳の変化は一定せず、対照実験に使った正常犬の脳と同じであったといいます。


要するに昔考えていたように、断眠によって動物が死ぬかどうかは大いに疑問があります。


これには羽毛 布団 販売をしている睡眠のプロである会社も同意見です。


死ぬのは不眠そのものの結果でなくて、眠らせないための実験手技(犬をひどく、また、長くつついたり、連続して歩かせるなど)による衰弱の結果であろうと推測されています。


しかし、この点では個体差が大きいですね。


About

2011年02月にブログ「わたしの布団はいい布団」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2011年01月です。

次のアーカイブは2011年03月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り

なし