眠気のサーカディアンリズム
現代の人工的な文明社会にあっては、生物時計の定型的なはたらきは、時差ぼけやジェットラグの原因として、むしろ厄介視されるはめになってきたのは、たいへん皮肉なことです。
さて、このような事実から、私たちの身体は、昼寝を一回、夜寝を一回しながらほぼ一日の周期で生活するのに適したつくりになっていることがわかります。
・・・言い換えれば、眠気のリズムにはほぼ一定のリズムがあり、そのなかにまたほぼ半日のリズムがあるということになります。
昼食後にすこし眠くなり、夜半にかけてぐっと羽毛 布団で眠くなり、朝になると自然に目が覚めるのは、眠気のリズムが半日の周期で変動しているからです。
すでに記したように、睡眠と覚醒のリズムは、生物に普遍的にみられる活動と休息のリズムから派生してきたものです。
ですから、一日の時刻の影響を強く受けています。
体温リズムは、活動と休息のリズムの典型で、活動的に高く、休息期に低くなります。
これに連動して、起きていやすい時刻と眠っていやすい時刻があることは、あきらかです。
また、リズムのピークによる時刻には、個人差がありますから、朝型(ひばり型)と宵型(ふくろう型)とを区別することができます。