フリーランリズム
このような社会的規制から逃れることができるなら、私たちは勝手に寝起きするでしょうか。
生まれたての赤ちゃんや高齢者には、社会の活動リズムは適用されません。
この年齢層には独特の休息パターンがありますが、これについてはのちに述べることにしましょう。
では、若い成人のばあいはどうでしょうか。
たとえば、社会的な時間の拘束のない環境で生活するとします。
深い地下濠の中とか、白夜の夏の極地とかで、時計なしの生活をさせると、ヒトの活動リズムはしだいに間延びしてきます。
つまり、私たちの生物時計は、外界リズムで正確に24時間に修正されないかぎり、1日を約25時間とみなしているのです。
ほかの動物でも類似の現象がみられます。
餌や水はいつでも摂れるようにしておいて、一定の明るさを保っておくとか、つねに暗黒のままにおくとかの条件で動物を飼育すると、たいてい24時間より数時間だけ長いか、あるいは短い周期で、規則的な活動-休息リズムが現れます。